高血圧

氾濫する情報の中で、高血圧対策で間違った方法を行っていませんか?

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2002/10/17

1.こんな健康対策が間違っている(1)

〜目標を持ったカラダとの付き合い方〜

このからだは緻密にネットワークされた宇宙である。自然治癒力がそこにある。
「血圧が高めだったら、この保健飲料を毎日・・・」「ダイエットにはこの保健食品で減量を・・・」「血糖が高めなら、これを・・・」

と云うように、TV、新聞、週刊誌に、これら健康機能食品?がPRされている。気になる人は、心をうごかされ、ふと買い求めてしまう。
その価格も安くない。はたして効果はあるのか・・・・・・。

血圧を降げるというが・・・

これを一本、毎日飲めば、血圧は落着く、万事OK――そんなものはない。

大事なことは、何故、血圧が高くなるのか、そのために自分自身のからだの状態はどうなっているのか、この高血圧の本質を向こう岸へ追いやって、ただ目の前の血圧値と健康機能食品?――そこが問題なのだ。

まず、血圧が高いとき――この血圧は本態性の高血圧のか、これには遺伝素因が強く自分にはあるのか、食生活では塩分(塩分中のナトリウムが血圧を上げる)を多めにとっていないか、野菜や果物(カリウムが野菜、果物にはありナトリウムを排出する作用がある)などを十分にとっているか、体重がオーバーしていないか、ふとっていれば、それだけで心臓の働きは、血液を身体のすみずみまで送るために仕事量が大きくなり、当然のごとく血圧は上るのだ。

また、不快なストレスをかかえていないか。ストレスは自律神経のバランスを崩し、血圧の日内リズムをおかしくするからだ。またホルモン分泌もおかしくする。

このように血圧が高くなる要因は数多い。
高血圧自体の治療は血圧を下げることだが、これには、食事療法のみで下がるケースもあるが、血圧の高い状態を長年つづけていることで、からだの血圧調整機構は狂って、高い血圧を保とうとするのだ。
初期の本能性高血圧でない限り、たんなる食事療法だけでは十分な降圧はのぞめない。降圧剤は必須の薬物である。
血圧が高い状態を長期間保っていると、心臓や血管の負担がかかって動脈硬化、とくに病的障害を起こしやすい細動脈硬化が合併してくる。
こうなると、脳では急激な血圧上昇で、細動脈が破れて出血したり、詰まったりして脳卒中が起こる。

また冠状動脈硬化のため、心筋虚血を起こしている心臓では、急激な血圧上昇で、心筋の酸素需要が急にふえて狭心症や心筋梗塞を起こす危険がある。

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