ミネラルとキレート加工

ミネラルの基礎的な説明とキレート加工の重要性をわかりやすく解説しています。

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2003/08/26

3.より効果的なサプリメント利用法(3)

〜ミネラルの基礎知識〜

ミネラルは加工していない食事から

ビタミンと同様に、ミネラルも人間の体をつくり、その機能を正常に保つために不可欠の必須栄養素です。そして、人間は大地や水からミネラルをとった動植物を食品の形で摂取することで、はじめてミネラルを得ることができるのです。

また、三大栄養素やビタミンはつくることもでき、逆に分解することもできるのに対し、ミネラルはそれ自体が元素であるため絶対に分解されることはありません。しかし、ミネラルも食品の生成の過程で激減したり、調理によってとけ出してしまったりします。さらにミネラル同士の組み合わせによって吸収効率が変化することもわかっています。

したがって、できるだけ自然の状態に近い、加工の割合の低い食事をすれば、食品の加工過程で失われるミネラルの量を抑え、所要量を満たすことができるはずです。

現代人は慢性的なミネラル不足

ところが現代人の食生活に目を向けると、忙しさや簡単に食べられることなどから加工食品が氾濫しているため、どうしてもミネラルが不足してしまい、またミネラルのバランスの崩れから吸収効率が落ちるなど、慢性的なミネラルの欠乏状態に陥っているともいえます。

鉄欠乏性貧血などはっきりした症状の現われるミネラルの欠乏は誰でも異常とわかりますが、単にミネラルが不足しているだけの場合は不健康な状態にありながら、なかなかその実態がつかめていないというのが現状です。

倦怠感がある、疲れやすい、イライラする、ストレスに弱い、集中力がない、血圧が高い、動悸・息切れがする、筋肉がけいれんしたりつったりするなどの自覚症状は、日常的なミネラル不足のサインといわれていますから、自分の食生活、ライフ・スタイルをもう一度見直してみる必要があります。

キレート加工済みサプリメントを

このように人間の体にとって欠くことのできないミネラルも、その吸収についてみると他の栄養素よりかなり複雑な性質を持っています。たとえばカルシウムを例にとってみると、年齢、ビタミンDの働き、摂取量、他のミネラル摂取量とのバランスの崩れなどが、その吸収効率に影響を及ぼしています。

同時にミネラルはそれ自体が元素であるため他の分子と結合しやすく、体の中で吸収されにくい形に変化してしまうこともあります。 このように複雑な性質を持ったミネラルを過不足なく摂取するには、それぞれのミネラルの摂取量とそのバランスを考え、さらに体内での吸収効率を上げるためアミノ酸などとミネラルの元素を結びつける(キレート)加工を施した 100% 天然素材のマルチビタミン・ミネラルが理想的です。(おわり)

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